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カリキュラム・4年間の流れ

「バングラデシュでのフィールドスタディ」に参加


多くの社会問題を抱えるバングラデシュで
「幸福」のかたちは多様だと知りました

PROFILE
祐谷 直樹
Naoki Yuya
東京都 帝京大学高等学校出身

「海外フィールドスタディ」ではどんなプログラムに参加しましたか?

バングラデシュに10日間滞在しました。事前学習で多くの文献に目を通し、現地でNGO団体の視察や大学生とのディスカッション、児童養護アカデミーや地域の小学校などを訪問しました。

プログラムではどんな学びがありましたか?

1つ目に、「人の痛みがわかる人ほど優しくなれる」ことを学びました。障がい者や路上生活者、ストリートチルドレンだった子どもたちと接する機会があったのですが、とても親切に接してくれ、過去のつらい経験が彼らの優しさの根本にあるのだろうと思いました。
2つ目は人々の愛国心の強さです。多くのバングラデシュの方々が自分の国を誇りに思っていることが伝わってきました。
3つ目は日本人とバングラデシュでは「普通」が異なることです。承知のうえではありましたが、治安面・衛生面などのあまりの違いに衝撃を受けました。他にも現地の大学生の志の高さや経済格差の大きさなど、気づいたことはたくさんありました。
現地での経験を経て深く感じたのは、「ひとつの国を発展させることがいかに困難か」ということ。「もし自分に権威や力があれば、バングラデシュをどのように変えるのか」と考え続けましたが、結論がまとまることは一度もありませんでした。

プログラムを通して、自分の考えや行動に変化がありましたか?

バングラデシュには多くの社会問題が存在しますが、その中で必死に生きる人をたくさん見ました。そして、「幸福」のかたちが多様であることを知りました。貧しくても楽しそうに暮らしている人々を見て、自分の基準で「幸福」や「不幸」を決めつけてはいけないと肝に銘じました。
帰国後は今まで以上に勉学やボランティア活動に励み、4年次の秋学期から米国ワシントン大学に留学し、貧困問題について学ぶ予定です。バングラデシュでの経験を活かして、米国での学びをより深いものにしたいです。
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