「国内フィールドスタディA」に参加

関東大震災の「負の歴史」を掘り下げ、
現代社会の諸問題にも関心の幅が広がりました
現代社会の諸問題にも関心の幅が広がりました
| PROFILE 眞﨑 郁美 Ikumi Masaki 東京都 錦城高等学校出身 1年次に国内フィールドスタディに参加 |
「国内フィールドスタディA」とは、どんな授業ですか?
1923年9月1日、関東大震災の発生直後、数千人の在日朝鮮人が虐殺されたといわれています。私はこの事実を授業を受講するまでよく知りませんでした。授業では石井正子教授よりご紹介いただいた複数の参考文献に目を通し、事件についてある程度知識を身につけたうえでフィールドワークに臨みました。受講生はそれぞれ「知りたいこと」「学びたいこと」を問いとして立て、それに沿って文献調査やインタビューを行いました。
どんな学びがありましたか?
フィールドワークでは実際に虐殺があった現場を訪問し、草の根の市民活動で犠牲者の追悼を続けている方々にお話を伺います。インタビュー時の質問は事前に用意し、お話を踏まえながら気になったことを質問するのですが、在日コリアンの方の「もしまた同じような大災害が起きたら、次に殺されるのは自分かもしれない」という言葉は衝撃的でした。事件から100年以上経過した今も在日コリアンや朝鮮の人々に対する差別や偏見はなくなっていませんし、SNSではデマ情報も数多く流れています。長い年月が経過したにもかかわらず、日本社会の根底にあるものはあまり変わっていないのだと強く感じました。こうした悲劇を防ぐためには、負の歴史の継承が不可欠です。学校教育でも、草の根活動でも、事実を隠さずに伝えていくことが重要だと思います。
受講後、自分自身に変化はありましたか?

これまで関心がなかったパレスチナ問題や選挙活動、移民問題などに興味を持つようになり、テレビや新聞を通じて入ってくる情報に対して、自分なりの考えを持つことが増えました。「もっと知りたい」「もっと学びたい」という知的欲求が高まり、講演会や学習会などにも積極的に参加しています。石井先生が司会を務められたパレスチナ関連の公開講演会にも参加し、パレスチナ問題の解決の難しさに気づくこともできました。
さらに2年次秋学期からの留学先を韓国に決定。日本国内とは異なる視点で、日韓関係の歴史について考えたいと思います。
さらに2年次秋学期からの留学先を韓国に決定。日本国内とは異なる視点で、日韓関係の歴史について考えたいと思います。