• 中川 理(文化人類学)

  • 准教授

nakagawa

「分からない」は楽しい。

私は文化人類学の研究をしています。文化人類学とは、自分とは異なる「他者」の「ものの見方」を、フィールドから理解しようとする学問です。グローバリゼーションによって文化がどこでも同じようになり、「他者」は消えつつあると思うかもしれません。しかし、実際はその逆です。人やモノや情報の移動は、絶えず新しい出会いをもたらし、新しい「生のかたち」を生み出しています。むしろ、理解すべき多様性は、私たちの身の回りにさえ広がりつつあります。そして、その結果として世界がどうなっていくかはよく分かりません。だからこそ、深く考えてみる価値があるのです。みなさんには、遠くの世界だけでなく、自分の身の回りで起こっていることの「分からなさ」にこだわって考え続ける人でいてほしいと思います。