学部について

異文化コミュニケーション学部長 丸山千歌

学部長メッセージ

「異文化コミュニケーション」という言葉を聞いたときに、どのようなことを思い浮かべますか。海外の人との外国語での交流を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、私たちはこの言葉をもっと広く深いものとしてとらえています。自分と異なる考えを持つ他者とどう向き合うか、価値観の違いを生み出す文化や社会背景をどのように理解するか、多様性や違いを前提としつつ、いかに他者と共に生きるか、どのようにして平和と豊かさをつくりだしていくか。このような問題について考えることすべてが異文化コミュニケーションだと考えています。日本の、そして世界の多様性に触れるためには、日本語を含む言語の高い運用能力が必要です。しかし、異文化コミュニケーション学部の学生が目指すのは「言葉を上手に使う」ことだけではありません。その力を生かして様々な場で他者と他者をつなぎ、多様性が尊重される社会をつくることに貢献していくことです。そのために、言語やコミュニケーションの働き、文化と社会と人との関係について専門的に学ぶカリキュラム、また、海外留学研修、フィールドスタディ、サービスラーニングなど、 知識とスキルを実際に応用しながら学ぶ場を用意しています。他者と向き合うことは、同時に自分について考えること。4年間この学部でじっくり学び体験を積み重ねることで、あなたも、今とちがう自分になっているはずです。自分とはちがうものへの好奇心にあふれた、意欲ある皆さんを待っています。