2020年度研究科修了生のみなさんへ
異文化コミュニケーション研究科
2020年度、博士課程後期課程、前期課程を修了し、晴れて学位を取得されたみなさん。
おめでとうございます。
特に今年度は、感染症防止対策のために、キャンパスへの入構、図書館の利用、その他の活動が制限されるなど、さまざまな困難があった中、着実に研究をすすめ、博士論文、修士論文を完成させたみなさんに敬意を表したいと思います。
みなさんご自身の研究や調査はもちろん、ここ異文化コミュニケーション研究科での授業、教員や仲間たちとの対話を通して、知見と考察を深めてこられたことは、きっとこれからのみなさんにとっての礎となることと思います。そのことに、どうぞ、自信を持ってください。
21世紀のグローバルな社会は、多くの困難な課題をかかえており、コロナ禍においてその問題がより顕在化したように思えます。「我々」と「他者」との間の「境界」が言説によって強調され、それが現実の暴力に結びつく例も残念ながら多くみられます。
このような状況の中で、複層的な言語、コミュニケーション、文化の諸相について学問的に探究すること、国境を越えた協調に真摯に取り組むこと、そして、他者と他者をつなぐ通訳・翻訳という営みについて考察することの重要性はひときわ大きくなっています。どうぞ、みなさんの研究の成果を、そして研究への姿勢を、多様な価値に寛容な社会を作るために生かしていってください。そのために、私たち、異文化コミュニケーション研究科の教員も、みなさんとともに研究し、議論をしてきたつもりです。
みなさんひとりひとりの今後の研究、お仕事が、そしてみなさんの人生が、充実したものであるよう、心からお祈りしています。
異文化コミュニケーション研究科委員長
浜崎桂子
2020年度、博士課程後期課程、前期課程を修了し、晴れて学位を取得されたみなさん。
おめでとうございます。
特に今年度は、感染症防止対策のために、キャンパスへの入構、図書館の利用、その他の活動が制限されるなど、さまざまな困難があった中、着実に研究をすすめ、博士論文、修士論文を完成させたみなさんに敬意を表したいと思います。
みなさんご自身の研究や調査はもちろん、ここ異文化コミュニケーション研究科での授業、教員や仲間たちとの対話を通して、知見と考察を深めてこられたことは、きっとこれからのみなさんにとっての礎となることと思います。そのことに、どうぞ、自信を持ってください。
21世紀のグローバルな社会は、多くの困難な課題をかかえており、コロナ禍においてその問題がより顕在化したように思えます。「我々」と「他者」との間の「境界」が言説によって強調され、それが現実の暴力に結びつく例も残念ながら多くみられます。
このような状況の中で、複層的な言語、コミュニケーション、文化の諸相について学問的に探究すること、国境を越えた協調に真摯に取り組むこと、そして、他者と他者をつなぐ通訳・翻訳という営みについて考察することの重要性はひときわ大きくなっています。どうぞ、みなさんの研究の成果を、そして研究への姿勢を、多様な価値に寛容な社会を作るために生かしていってください。そのために、私たち、異文化コミュニケーション研究科の教員も、みなさんとともに研究し、議論をしてきたつもりです。
みなさんひとりひとりの今後の研究、お仕事が、そしてみなさんの人生が、充実したものであるよう、心からお祈りしています。
異文化コミュニケーション研究科委員長
浜崎桂子