English Camp (2023年度学部案内掲載)

コロナ禍に負けずにオンラインで英語と触れ合う場をつくる

Er Jie Na

Sri Emas International School (Malaysia) 出身

私自身が、英語を第2外国語として習得したので、日本の子どもたちにはEnglish Campを通して、英語でコミュニケーションする楽しさを体験してもらいたいと思っていました。特に、私が日本語を学び始めたとき、一緒に日本語を話してくれる人と出会う機会をとても嬉しく感じたので、英語を学ぶ日本の子どもたちに同じような経験をしてもらえたらと考えていました。
1年生のときは日本語があまりできなかったこともあり、緊張しながら参加しましたが、繰り返し参加していくうちにより深く関わりたいと思うようになり、3年次にはオーガナイザーを引き受けました。私は主に情報発信と、参加学生や事務と連絡を取りあう役割を務めていました。
2021年度のEnglish Campはオンライン開催となったこともあり、パソコンの操作に不慣れな子どもたちにオンラインミーティングソフトの操作方法を教えるのが大変でした。うまく操作できなくて泣き出してしまう子がいたり、対面と比べて発言しにくかったりと、みんなの反応や雰囲気を直接感じにくいこともあって、進行にはとても気を使いました。大学生参加者を募るのにも苦労しましたが、一方で、母国に帰国した留学生がオンラインで参加できたので、そういう機会をつくることができたのはよかったと感じています。
English Campに参加することは、私自身にとって癒やしの機会になっていました。というのも、私は母国のマレーシアで、両親や兄弟・親戚を含めて30人くらいの大家族の中で育ちました。小さな甥や姪などの面倒を見ていたこともあって、子どもと接することは昔から好きでした。ですので、友だちからEnglish Campに誘われ参加して、多くの子どもたちと触れ合えたことは、家族の元を離れてひとりで日本に来ていた私にとって、大家族で生活していた母国での生活を思い出すような体験でした。
繰り返しになりますが、English Campが、子どもたちが楽しみながら英語を学ぶきっかけや動機付けになればとても嬉しいです。

English Camp

豊島区の小中学生および岩手県陸前高田市の中学生を対象に、異文化コミュニケーション学部の日本人学生と外国人留学生が一緒に英語で様々なアクティビティを企画。英語の楽しさに触れるきっかけづくりをお手伝いしています。2020年度からは「サービスラーニングC」として正課科目となり、学びの実践の場として取り組んでいます。